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【試合レポート・選手コメント】名古屋サイクロンズ戦(2019.8.31)


この2年間21連勝でX1昇格を果たし、ようやくたどり着いたこのX1の舞台の初戦は、東海地区の古豪名古屋サイクロンズ。

長くX1で戦う名古屋サイクロンズ相手にUPSETを起こすべく、戦いに臨んだ。

苦しい展開の続く試合でしたが、チームが一体となり戦い抜き、結果は17-16で勝利。

記念すべきX1Area初勝利を挙げることが出来た。



【試合レポート】

みらいふ福岡SUNSのK#18平のキックで試合開始。

最初のシリーズは新加入のDL#36EllebieとDL#58渡邉のサックでパントに追い込むと、

名古屋サイクロンズは意表を突くパントフェイクのスペシャルプレーを敢行。しかし、LB#49森川がしっかりとタックルをし、名古屋サイクロンズのギャンブルは失敗に終わる。

みらいふ福岡SUNSのオフェンスはRB#41Berryのランを軸に組み立てる。2シリーズ目のオフェンスでRB#41Berryが約50ヤードを一気に駆け抜けTD。K#6吉野のPATも成功し、幸先よく先制に成功する。

続くシリーズでは要所でRB#26三浦やQB#11松原のパスを止められず、自陣深くまで攻め込まれると、最後はRB#33川村がエンドゾーンに飛び込みTD。

さらに名古屋サイクロンズはPATで特殊なフォーメーションからスペシャルプレーを実施し、2点を獲得。7-8と逆転されてしまう。

追いかけるみらいふ福岡SUNSは名古屋サイクロンズの変則的なディフェンスに苦戦。

RB#27小野のランやWR#2Kingへのパスで敵陣まで攻め込むが、ギャンブルを狙ったQB#11西山のパスが上手く決まらず、攻守交代となる。

2Qに入るとみらいふ福岡SUNSはアウトサイドのランに活路を見出す。

春はOLだったTE#85田中や、OL#77篠田のブロックが光り、順調にゲインを重ねる。QB#11西山のテンポの良いパスも次々成功し、

最後はRB#41Berryがエンドゾーンにボールを持ち込みTD。14-8と逆転に成功する。

みらいふ福岡SUNSのディフェンスは名古屋サイクロンズの多彩なオフェンスの前に何度もダウンを更新されるが、勝負所でDL#93豊田がQBサック。得点を許さない。

前半終了間際の残り1秒にはK#6吉野が落ち着いて35ydのFGを決め、17-8で試合を折り返す。



後半、名古屋サイクロンズはQB#11松原がDLから逃げ回りながら何度もパスを成功させ、

FGフェイクのスペシャルプレーも成功させる。

最後はRB#26三浦へのショベルパスでTD。さらに再度PATはスペシャルプレーを実施し、2点を追加。17-16と一点差の試合展開となる。

みらいふ福岡SUNSのオフェンスは徐々にOLも名古屋サイクロンズの変則的なディフェンスに対処し始め、コンスタントにゲインを重ねるが、

今春も驚異的な成功率を誇っていた4th Downのギャンブルが立て続けに失敗。得点には結びつかない。

嫌なムードを断ち切ったのはこの日大活躍の#41Berry。ディフェンスで出場し、相手のパスをインターセプト。流れを引き寄せる。

何とか得点に結びつけたいみらいふ福岡SUNSはランとパスを織り交ぜて敵陣まで攻め込むも、最後は攻撃が繋がらず攻撃権を渡してしまう。

4Qに再度RB#41BerryのランやWR#81吉田へのパスなどで敵陣深くに攻め込むが、

またも4th Downが取りきれない。

何としても得点を許してはいけない状況の中、みらいふ福岡SUNSのディフェンスは奮起。

DL#36EllebieやDL#99原が何度もプレッシャーをかけ続けると、LB#44天本があわやインターセプトのパスカット。3rd Downのパスも DL#36EllebieがQBサック。パントに追い込む。

続くみらいふ福岡SUNSのオフェンスはランで時間を消費する。この状況にOLユニットは奮起。何度もダウンを更新し、時間をしっかりと消費し、ディフェンスに望みを託す。

最後もディフェンス一丸で守りきり、17-16でみらいふ福岡SUNSは勝利。

大事な初戦を何とか勝ちで飾ると共に、X1の厳しさを身をもって体感した。



【選手コメント】

#11 西山雄斗 選手(QB)

いつも応援ありがとうございます。

今回、接戦を制し勝利を収めることができましたが、オフェンスとしては掲げている目標を考えると、満足のいく内容ではありませんでした。

外国人選手のマンパワーに頼っていた部分が多く、オフェンス全体として力があるかというとまだまだです。プレーの完成度・試合中のアジャストなど、課題は山積みだと認識しています。

今回浮き彫りになった課題に対して真摯に向き合い、少ない練習の中でひとつひとつクリアしていきたいと考えています。

そしてオフェンスユニットとしての完成度をさらに高め、自信を持って次節以降の試合に臨み、チャレンジャーらしく気迫のこもったプレーで「UP SET」を体現していきます。

今後ともご声援のほど宜しくお願い致します!

#49 森川謙一 選手(LB)

いつも応援ありがとうございます。

今回の名古屋サイクロンズ様との試合では1点差での勝利を掴むことが出来ましたが、課題が多く出た試合となりました。

私達も初挑戦のx1エリアという舞台、シーズン初戦ということもあり、準備をしてきましたが、サイクロンズ様のこの試合にかけてきているという気迫に押される場面が多くありました。

苦しい場面が続きましたが、DLを中心に踏ん張り、1点差で勝利することが出来た点は良かったです。